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電源コードの太さについて

電動機駆動のコンプレッサをご購入いただきますと、電源配線が必要になりますが、長い間安全にお使いいただくために、適正な配線が必要です。
今回は、なぜ適正な太さ・長さの配線が必要なのかを解説いたします。

  • Q1

    単相100V/0.75kWコンプレッサの配線をしますが、電源コードの太さ・長さはどのように選定すればよいですか?

  • A

    配線が細すぎたり、長すぎたりすると電圧が低下し、電動機が起動しなかったり、過熱等で火災が発生する恐れがあります。
    コンプレッサに添付されている取扱説明書に配線の電線の最小太さを記載しています。3.5㎟以上の太さで長さが20m以下となるように配線してください。

電線太さの原理

オームの法則

抵抗の大きさと電流と電圧の関係を表したものが、オームの法則です。

電流=電圧/抵抗

電線は電気をよく通すものと考えられていますが、実は電気を通しにくくする働きも持ち合わせています。

① 電線が細いほど抵抗値は大きい。
② 電線が長いほど抵抗値は大きい。

⇒ 電圧が低下して起動ができなくなります。

ジュールの法則

抵抗に電流が流れると、熱を発生します。この熱の量の関係を表したものがジュールの法則です。

熱量=0.24×(電流)2×抵抗

① 抵抗が大きいと熱の発生が大きくなる。

⇒ 過熱等による火災が発生する恐れが高くなります。

出力と配線最小太さ

電圧降下の許容値および電線絶縁物の最高許容温度より下記のように配線容量を決めています。

配線容量

※1 単線のものは単線の直径mmで表します。
※2 より線のものは公称断面積 (1本の面積×本数)で表します。 例えば、1本の直径0.32mmの累積=0.08㎟
より線の数45本×0.08㎟=約3.5㎟

単相100V配線における注意点

  1. 単相100V/0.75kWの電流値は3相200V/3.7kWの電流値と同等のため、一般的な家電の電源コードより太いものを使用しなければなりません。
  2. 電源はコンセントから直接取ってください。しかたなくコードリールを使用するときは、電線太さ3.5㎟以上で全体の電線長さを20m以下としてください。
    また、コードリールにコードを巻きつけたまま使用すると、より発熱しやすくなり危険です。
  3. 接続部は圧着端子を使用して端子ネジは確実に締め付けてください。

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